銭屋五兵衛 持ち船
五兵衛が39歳の時、質流れの中古の北前船で迴米を試みたのを皮切りに、54歳から次第に船を購入し58歳には自他ともに認める海運業者となる。記録に残るものだけでも40艘以上あった。
◎主な所有北前船名と石数、造船、購入の時期、場所など
北前船名 | 石数 | 造船購入時期 | 場所 |
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輸通丸 | 650石 | 文政9年 | 越前三国 |
輸吉丸 | 550石 | 文政11年 | 越後 |
宝銭丸 | 890石 | 文政13年 | 大坂 |
宝得丸 | 780石 | 天保2年 | 越中六波寺 |
神力丸 | 1700石 | 天保5年 | 大坂(高田屋嘉兵衛持船) |
宝国丸 | 1400石 | 天保6年 | 敦賀 |
第二宝生丸 | 800石 | 天保6年 | 宮腰 |
宝安丸 | 1200石 | 天保13年 | 大坂 |
宝観丸 | 1550石 | 天保13年 | 乗尻 |
御手船 常安丸 | 965石 | 天保13年 | 大坂 |
御手船 常豊丸 | 1540石 | 弘化2年 | 宮腰 |